愛媛県大洲市の小児科です

最近の感染症について

• 抗生剤は細菌をやっつける薬です。
• ペニシリンが初めて作られて、画期的な薬として登場しています。
• 昨年あったテレビ番組の「仁」でもペニシリンを作ってました。
• いろんな種類の抗生剤ができています。
• 抗生剤の使いすぎにより効かなくなっている細菌も増えています。
• 最近のHibワクチンや肺炎球菌ワクチンが定期接種でできれば乳幼児の重症の感染症もなくなり、外来で使用する抗生剤も溶連菌・尿路感染症で使うか、マイコプラズマなどで使うぐらいでしょうか。
• もちろんウイルス感染症には効きませんので、かぜで抗生剤はまずいりません。
• 先ほどの重症の感染症も経口の抗生剤を飲んでいても防げないようですし、また発見が遅れて治療も遅れてしまう危険性があるようです。
• また同系統の抗生剤を続けていると、肝障害・低血糖など思わぬ副作用が出る危険性があります。
• どんな薬でもそうですが、体にとっては毒です。使い方は慎重であるべきです。
• 保護者の方にも薬を知ってもらい、なぜ必要かを理解してもらいたいです。